おすすめジュエリーをチェック【指輪・リング編】

• 1.指輪のサイズ（号）について知っておく
• 2.根本でぴったり合うかどうかを確認する
• 3.指がむくむ時間帯にサイズを測る
• 4.季節や状況に応じてサイズを調整する
• 5.指の形別、デザインの選び方を知っておく

指の長さや太さはひとりひとり異なるため、指輪を購入するときは自分の指の形状を確かめた上でベストなものを選ぶ必要があります。とは言え、あらためて自分の指の形状やサイズを正確に把握しているかと聞かれると自信がない人も多いのではないでしょうか？自分の指に合わないサイズの指輪を選ぶと、きつい、抜けない、似合わないなどいろいろなトラブルが発生する原因になりますので、指輪を選ぶ時に欠かせないポイントはしっかり押さえておきましょう。

• 1.指輪のサイズ（号）について知っておく

指輪のサイズ表示は国によって異なりますが、国際標準化機構（ISO）によって標準化が進められています。日本ではこのISOに準拠したJIS規格が採用されていて、指輪の内周と内径に応じて分類。最も小さい1号は内周40.8mm、内径13.0mmで、以降3分の1mm増えるごとに1ずつ号数が増えていきます。

店舗にはサイズごとのリングを一連につなげた「リングゲージ」と呼ばれる測定具があり、実際に指輪のようにはめてジャストサイズを計測するので、自分の指のサイズがわからなかったらジュエリーショップなどに行って調べてもらうとよいでしょう。

もし自分で計測したいという場合は、細長く切った紙を指に巻き付け、重なった部分にペンで印をつけてその長さを測定するという方法もあります。この時はかった数値と最も近い円周の号数をチェックすると自分にぴったりのサイズがわかるでしょう。

• 2.根本でぴったり合うかどうかを確認する

自分の指輪の号がわかっていても、「万一入らなかったら嫌だから」という理由でワンサイズ大きめの指輪を購入する人が結構います。確かにいざ入らなかったら困りますし、無理矢理はめて鬱血したら大変ですから、大きめのサイズを選びたくなる気持ちはわかります。ただ、大きめの指輪をはめるとふとした時に抜けて紛失しやすくなりますし、石がはまっているリングの場合、くるくる回って見た目が悪くなってしまいます。つけ心地も決していいとは言えませんので、大きめの指輪を選ぶのは避けた方がよいでしょう。

一番しっくり来るのは、指輪をはめた時に根元がぴったりフィットするもの。目安としては、はめるときは抵抗なくするっと入るけれど、外す時は第二関節にちょっと引っかかるというくらいがベストです。

• 3.指がむくむ時間帯にサイズを測る

朝は普通だったのに、夕方になったら指輪がきつく感じる……という経験をしたことはありませんか？時間が経つにつれて指輪がきつくなってくるのは、実は指のむくみが原因。飲料水などから摂取した水分は腸で吸収された後、血液などの体液になって全身の細胞すみずみまで行き渡ります。通常ならば再び静脈またはリンパ管から回収されて血管に戻っていくのですが、しみ出した水分が多すぎたり、老廃物がたまっていたりすると水分が血管に戻れずに皮膚下にたまってしまい、むくみにつながってしまうのです。

夕方以降は疲労が蓄積し、老廃物がたまりやすいですし、また、水分は重力に従って下へ下へと降りていく性質があるので、日中手を下に向けているだけでも指がぱんぱんになってしまうことがあります。そのため、指のサイズを測る時は日中以降の時間帯を選びましょう。そうすれば夕方になっても指が締め付けられたり鬱血したりすることなく、快適に着けられるサイズが分かります。

• 4.季節や状況に応じてサイズを調整する

夕方以降になると指がむくみやすくなると説明しましたが、それ以外にも季節や状況によって指のサイズが変化する場合があります。たとえば夏場は汗をかくのでのどが渇きやすくなりますが、水分を過剰摂取するとむくみが起こりやすくなります。逆に冬場は汗をかきにくく水分を摂る量も少なくなる上、寒さで血管が収縮して血液が通る量が減少するので、通常より指が細くなります。

そのため、指輪を選ぶときは季節に合わせて微調整することも大切です。夏場に選ぶなら若干きつめのサイズを、冬場に選ぶなら少しゆるめのサイズにすると、一年を通してジャストサイズの指輪を選ぶことができますよ。ただ、季節による差は微々たるものなので、大幅に緩めorきつめのサイズを選ばないようには注意したいところです。

また、注意が必要なのが妊娠中の指輪選びです。妊娠中はお腹の赤ちゃんに酸素や栄養素を届けなければいけないため、体液の量がいつもより増加します。その分むくみも起こりやすいため、妊娠中には婚約指輪や結婚指輪など一生物の大切な指輪を選ぶのは避けた方が無難です。

すでに結婚指輪をはめているという人は途中で抜けなくなってしまうおそれもありますので、出産するまで外しておいた方が良いでしょう。外すタイミングとしては妊娠中期に入った頃が目安ですが、その前でも指輪が関節で引っかかりやすくなったり、いつも履いている靴をきつく感じ始めたら早めに外しておくのがおすすめです。

• 5.指の形別、デザインの選び方を知っておく

指輪は指の形や太さによって似合うデザインが異なります。自分に似合う指輪がいまいちわからない……という人は、以下のポイントを参考にして自分にぴったり合うデザインを探してみましょう。

○太くて短い指にはV字やウェーブのある指輪
指が太くて短い場合は、細身の指輪をはめるときつく食い込んでいるように見えてしまいますし、逆に縦長、幅広の指輪を身につけると指輪のボリュームに負けてしまうおそれがあります。中間サイズの太さで、かつV字やウェーブなどラインがすっきりしたものを選ぶと指の太さをカバーすることができます。

○太くて長い指には幅広の指輪
指の幅が太めでも、長さがある場合は幅広のデザインや太めのV字ラインなど、ボリュームがある指輪を着けてもOK。指輪のボリュームのおかげで太さがカバーされるのでスリム効果があります。逆に華奢なデザインは存在感に乏しいので避けるようにしましょう。

○関節が太い指にはストレートやエタニティ
関節が太めだといざ指にはめたときにゆるく感じてしまうことが多いので、幅広やストレートラインのものなど、指にフィットしやすいデザインを選びましょう。アーム全体のデザインが均一なエタニティリングを選ぶのもいいですね。逆にセンターにストーンがあるものはくるくる回った時に見た目が悪くなるので要注意です。

○細い指には華奢なデザイン
細くて華奢な指にボリューム感たっぷりの指輪をつけると、リングが悪目立ちしてしまってアンバランスになります。細い指には同じように細くて繊細なデザインや、アクセントをつけられるセンターストーンの指輪を選ぶと見栄えしますよ。