コロナウィルス感染症や、昨今のウクライナ情勢に伴う物流コストの高騰・物価上昇により、各ブランドの指輪の価格が改定されていることが考えられます。
最新の情報については公式HPを確認ください。(2022年4月)
今から2,000年以上前、インドで発見されたダイヤモンドの名の由来は、ギリシャ語の「アダマス(Adamas)」に由来し、「征服しがたい」という意味があります。
ダイヤモンドは地球上にある鉱石の中で最も硬く、そして世界中で最も有名な宝石です。
また、永遠の絆、永遠の愛を象徴する石として、ダイヤモンドの結婚指輪は根強い人気を誇っています。
鉱物の硬さを表す「モース硬度」によると、水晶が硬度7、トパーズが硬度8なのに対し、ダイヤモンドは最高硬度10に認定されており、地球上で最も「硬い石」とされています。
さまざまな色が存在する
一般的に広く知られている無色透明なもののほかに、さまざまな色のダイヤモンドが存在します。GIA(米国宝石学会)のカラーグレードでは、ピンク、レッド、パープル、バイオレット、イエロー、オレンジ、グリーン、ブルーの8色です。
ほかにもブラウンやブラック、グレーなどがあり、ピンクダイヤモンドで有名なオーストラリアのアーガイル鉱山で採掘される「コニャックダイヤモンド」は、その美しい褐色が世界中のジュエリーファンに愛されています。
ダイヤモンド産出量のトップはロシア
ダイヤモンド産出国はおよそ20ヶ国以上存在しますが、主な原産地はボツワナやナミビア、南アフリカ共和国を代表としたアフリカ大陸、ロシア、オーストラリア、カナダなどです。ロシアのシベリアには2012年の時点で3000年分のダイヤモンドが存在することがわかりました。原産地によって産出されるダイヤモンドの質は異なり、1ctあたりの価格も違います。
高品質なダイヤモンドが採れることで有名なのは南アフリカのボツワナです。また、オーストラリアは「ファンシーダイヤモンド(カラーダイヤモンド)」の産地として知られています。
和名は金剛石(こんごうせき)で仏典の「金剛不壊(こんごうふえ)=何物にも侵されない硬さ」に由来しています。
ダイヤモンドは、決して壊れない、何物にも侵されないその堅固さから、不変の象徴として、「永遠の絆」や「清純無垢」や「誠実」の石言葉を持っており、変わらぬ愛の誓いとして、エンゲージリングに用いられる宝石の定番になっています。
また、ダイヤモンドには強力な活性作用があり、心身を浄化し、持つ人の潜在能力を引き出すパワーがあると言われています。
心の安定なら水晶
ダイヤモンドと最も相性が良い水晶との組み合わせは、お互いの効力を高め合う相乗効果が期待できます。ダイヤモンドと水晶の持つ浄化作用がより強力になり、精神的な安定や悪いエネルギーをリセットしてくれるでしょう。
判断力を高めるのはジェイド
人の心を潤し、豊かにしてくれる優しい石、翡翠との組み合わせは、心身を健やかにするヒーリング効果だけでなく、知性を高めたい時に効果的です。
モチベーションや活力アップならルビー
ダイヤモンドと共に世界4大宝石のひとつであるルビーとの組み合わせは、どんな逆境にも屈しない意志の強さを持つパワーを与えてくれます。また、風邪予防や鼻炎や喉の痛みの緩和など、健康促進の効果も期待できます。
ダイヤモンドの硬度は10で、世界一硬いと言われています。また、熱にも強く薬液も使用可能。油脂汚れには熱いお湯で、ひどい汚れの場合はお湯に溶かした中性洗剤や除光液でお手入れできます。ブラッシングで汚れを搔き出しても大丈夫です。注意したいのはヒビ入りや曇り模様があるなど、グレードの低いタイプのダイヤモンドです。また、ダイヤモンド自体は丈夫でも、貴金属部分には洗浄により細かい傷ができてしまうこともあります。ジュエリー全体を見て、超音波洗浄やブラシを使用するかどうか判断しましょう。
不純物元素によって決まるダイヤモンドのタイプ
炭素のみの単一元素で構成されるダイヤモンドですが、窒素などの不純物元素、結晶格子の歪みや原子の欠落などにより色も変わって見えます。ダイヤモンドはカラーの要因である不純物元素に則って、以下4つのタイプに分けられています。
Ia型 | 2個以上の窒素原子が集合体となっているタイプです。ダイヤモンドの大半を占めていて、無色や淡いイエローのものがあります。合成ダイヤモンドは存在しません。 |
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Ib型 | 単原子で窒素が含まれているタイプです。濃く彩度の高いイエローダイヤモンドがこのタイプになります。レッドやイエローの合成ダイヤモンドは、ほぼIb型です。 |
IIa型 | 不純物元素である窒素や硼素含んでいない純粋なダイヤモンドです。天然のIIa型はとても希少であり、市場に出回るカラーレスダイヤモンドはIIa型の合成ダイヤモンドです。 |
IIb型 | 硼素を含んでいるダイヤモンドです。ファンシーブルーのダイヤモンドがこのタイプに属します。天然であれば希少性がとても高いですが、合成のブルーダイヤモンドも多くあります。 |
希少性の高いカラーとその評価基準
上にもある通り、天然のダイヤモンドには非常に希少性の高いカラーがあります。そうした希少なカラーのダイヤモンドの中でも、特に品質の高いものに付けられた名称は次の通りです。
カラー | 名称 | 評価基準 |
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イエロー | カナリー | イエローダイヤモンドの中でも特に輝きが素晴らしいもの |
ブラウン | コニャック | ブラウンダイヤモンドの中でも最高級の色合いをしたもの |
オレンジ | パンプキン・ダージリン・マンダリンダイヤモンド | オレンジダイヤモンドの中でも更にビビッドで鮮明なもの |
天然のダイヤモンドでは滅多に見られないカラーとして、レッド、ブルー、ピンク、グリーン、ブラックなどがあります。ホワイトやグレーもその希少価値から価格が高騰しています。他にも「バイカラー」という2色に見えるものや、カラーが変化する「カメレオン」という名称の付いたダイヤモンドも存在します。
※下記掲載の4ブランドは公式サイトにリンクしています。