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トルマリン(電気石)

トルマリン

トルマリンの名はシンハリ語の「turmali」からきていて、宝石の砂・小石という意味です。古くから呪術師が身につけたり、儀式で用いられてきました。

和名である「電気石」は、熱を加えると静電気を帯び、プラスとマイナスの電極を持つことから付けらました。この性質を発見したのはアムステルダムの宝石商人で、ある日トルマリンが埃を引き寄せているのを見て、タバコの灰を取るために使用し始めたと言われています。なぜ電気を帯びるかというと、イオン化する力を持つナトリウムやマグネシウム、アルミニウムを多く含むためとされています。

電気の引き寄せる性質により「調和や吸引」の意味を持ち、周囲との摩擦を緩和してくれる作用があると言われています。

トルマリンの産地や種類

2色が混ざったものや色の系統によって別称も

トルマリンの産出量が多いブラジルで採れるトルマリンにはさまざまな色のものがあります。ほかの原産国としてケニア、タンザニア、マダガスカルがあり、特にアメリカのカリフォルニア州やメイン州、ロシアではウラル地方で高品質のトルマリンが産出されています。

一般的に知られている色は「黒色」ですが、無色、白色、赤、ピンク、緑、青色などのものもあり、一つの宝石に2色見られるものも存在します。外が緑色で中がピンク色のものは、輪切りにしたときにスイカのように見えることから「ウォーターメロントルマリ」ンと言われています。

トルマリンは色の系統によって呼び方が変わります。赤系は「ルベライト」、緑系は「ベルデライト」、青系なら「インディゴライト」、赤紫色は「シベライト」、無色は「アクロアイト」と別名があります。

トルマリンの意味や石言葉

トルマリンには「調和」「積極性」「浄化」「健康」「吸引」という石言葉があります。健康促進効果や電磁波の防止効果など、実用的なものとして使われている宝石であり、注目を浴びています。電気石のマイナスイオンが周囲との調和をもたらしてくれるとも言われています。

人の意識を引き付ける作用もあるとされ、人気者になれたり、金運もアップするなど、運を引き寄せる効果も高いです。色の系統ごとでも効果が変わり、赤系は「意志の強さ・愛・献身・精力」、ピンク系は「恋・友情」、緑系は「内面の浄化・癒し」、青系は「鎮静化・冷静な判断」など、パワーに違いが出ます。

また、2色のウォーターメロントルマリンは、肉体や精神のバランスを整えてくれると言われています。災いを寄せ付けず、人間関係などの周囲の環境を調和する働きが強いトルマリンです。

トルマリンと相性の良い石

  • 浄化作用を強め運気を上げたいならパール

    トルマリンは引き寄せる力、浄化の力を強めてくれる宝石として、パールと組み合わせて使われます。その癒しの効果がより一層引き寄せたものを良いものへと浄化することができます。

  • チャンスを逃さず掴みたいならガーネット

    チャンスを引き寄せるガーネットは、トルマリンと合わせることでその機会を逃しません。トルマリンは普段の健康や周囲との調和をもたらしてくれるので、いざというときのために備えておくことができるからです。

  • 協調しながらも自分を保つならオパール

    変化をもたらすオパールと、周囲との調和をもたらすトルマリンを組み合わせることで、周りと摩擦を起こさず自分を保てるようになります。個性を保ちつつ、周りともうまくやっていきたいときはこの組み合わせで身につけるとよいでしょう。

トルマリンのお手入れ方法を紹介

電気を帯びやすいトルマリンは、摩擦で帯電するので埃がつきやすいです。身に着けた後は水洗いをして、柔らかい布で水分を拭き取りましょう。汚れが落ちないからといって熱湯は使用しないでください。熱衝撃でフラクチャーが生じたり、変色する可能性もあります。熱に当てるだけで損傷することがあるので、水で洗うようにしましょう。硬度は7~7.5であり、光や薬品にもあまり影響を受けません。トルマリンの種類によっては超音波洗浄機での洗浄ができないものもあるので、使用しないほうが無難です。

トルマリンのマメ知識

最も有名な3つのトルマリン

トルマリンにはとても有名なものがあります。世界で注目されている3つの代表的なトルマリンを簡単にご説明します。

「ウォーターメロン」
真ん中がピンクで、その周りがグリーンのトルマリンです。ピンクの部分はマンガンの影響を、グリーンの部分は鉄の影響を受けて色がついています。

「ルベライト」
ピンク~レッドの美しい色をしている宝石です。ルビーと間違われるほどですが、その語源はルビーからきているのではなく、赤いという意味のラテン語、「rubellus(ルベルス)」からきています。

「パライバトルマリン」
ブラジルのパライバ州、およびその近郊で採掘される青緑のトルマリンです。銅成分の影響を受けて美しい色がついています。

以上が有名な希少価値の高いトルマリンですが、一般的によくある茶系のトルマリンは「ドライバイト」、ブラック系は「ショール」と呼ばれています。他の宝石でもそうですが、猫の目のような光が浮かび上がっていれば、「キャッツアイ」と呼ばれます。

色が複数ある神秘的なトルマリンの分類

トルマリンで2色にはっきりと分かれて双晶しているものは、「バイカラー」と呼ばれています。また、もっと複数の色があると「パーティー・カラー」という違う呼ばれ方になります。ただし、「中央がピンクでその周りがグリーン」である2色のウォーターメロントルマリンは、色が逆になっているとパーティー・カラーに分類されます。このように宝石は定義づけもはっきりせず、明確に分類することは難しいので、分類方法の1つとして頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

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