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ペリドット・橄欖石(かんらんせき)

ペリドット

ペリドットの語源は、いくつかの説があり、日本では中国の常緑樹の名前をとって「橄欖石(かんらんせき)」と呼ばれています。橄欖はオリーブにそっくりの木です。鉱物学ではオリビン、つまりオリーブ色であるためにオリーブを語源にした言葉で呼ばれています。

ペリドットの種類や産地

混じりけのない強いグリーンをしたものが最高級

ペリドットの色はもともと無色透明です。しかし鉄やニッケル、マグネシウムがわずかに入ることで色が変化します。マグネシウムが多く含まれると黄色く、鉄が多くなると濃いグリーンになり、加えて加熱処理によって色が調節できます。ほとんどが黄色みががった緑色をしており、最高級とされる純粋な緑色のほとんどは、ミャンマーやパキスタンで採れます。

他の産地はアメリカ(アリゾナ州、メキシコ州、ハワイ州)、中国、メキシコ、オーストラリアなどがあり、今は絶産していますが、紅海に浮かぶセントジョーンズ島もかつては重要な産地でした。この島では良質のペリドットが3500年以上もの間、採掘されていました。古代エジプトのファラオも好んで使っていたと言われます。セントジョーンズ島で採取した310カラットもある巨大なペリドットは現在、スミソニアン博物館に展示されています。

ペリドットの意味や石言葉

ペリドットは宇宙から落ちてくる隕石と成分が似ているそうで、古代の時代から「太陽の石」と呼んで大切にしていました。その名前にふさわしく、ネガティブなエネルギーを排除し、ポジティブなエネルギーを持ち主に与えるとされています。

夜の薄明かりの下でも昼間と同様にグリーンの輝くことから、別名「イブニング・エメラルド(夜会のエメラルド)」、とも呼ばれていました。

昼夜問わず輝くことから、常に明るく前向きな気持ちをキープできる効果のあるパワーストーンです。気持ちが落ち込んでしまったときは、ペリドットのアクセサリーを身につけると、ふたたび希望が体の中心部から溢れ出て来る効果があるでしょう。

ペリドットにはストレスをやわらげるパワーもあり、そのため胃腸の働きが良くなると感じる人も多いようです。また、パートナーとお揃いのペリドットのアクセサリーを身につけると、いつまでも仲良く幸せに過ごせるとも言われます。

ペリドットと相性の良い石

  • 金運を上げて平穏な生活を送りたいときはシトリン

    ペリドットと同じく「太陽の石」の名を持つシトリンは、強力に金運を上げてくれる宝石です。シトリンは同時に持ち主にリラックス効果ももたらしますので、ペリドットと組み合わせることにより、そのヒーリング効果を更に高めてくれます。財運が突然よくなってもこれまでの穏やかな生活を変えたくない人におすすめです。

  • 今の恋を大切にしたいならアメジスト

    アメジストは真実の愛をもたらす効果のある宝石なので、恋愛運を上げるペリドットと組み合わせると恋のお守りになります。どちらの宝石も心を穏やかにする作用があるので、恋愛運が下降気味のときに身に着ければ、平穏な恋をキープすることができるでしょう。

  • 純愛を実らせたいときにはアクアマリン

    見た目も清々しいマリンブルーのアクアマリンは、別名「天使の石」と呼ばれています。その名にふさわしく、縁結び効果の高い宝石です。恋のお守りとして力を発揮してくれるペリドットと合わせると、純粋な恋を実らせることができます。好きな人に気持ちを伝えたい時に効果を発揮してくれる組み合わせです。

ペリドットのお手入れ方法を紹介

ペリドットの硬度は6.5~7と低くはありませんが、割れやすいので超音波洗浄機の使用は不可です。汚れを落とすときは30度前後のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、ペリドットを5分程度浸した後に、柔らかいブラシなどを使い撫でるようにして汚れを浮かしとります。中性洗剤はよく泡立てて使うようにしてください。仕上げに水洗いをするとより輝きを取り戻せます。また、酸により損傷したり、急激な熱でひびが入ったりすることもあります。汗などの付着には気をつけて、洗うときには熱湯をかけないようにしましょう。

ペリドットのマメ知識

暗闇でも光を放つ輝きの秘密

ペリドットはハワイでダイヤモンドと間違えられたことから、「ハワイアンダイヤモンド」という名でも呼ばれています。ダイヤモンドは研磨やカットにより輝きを放ちますが、ペリドットは原石でもキラキラと光るほどの輝きを持っています。

ペリドットのこの輝きは「複屈折」によるものです。複屈折とは、宝石に光が当てられたときに一筋の光ではなく二筋の光となって再び宝石から光が放たれる現象のことを指します。複屈折はペリドットの他にもルビーやサファイア、エメラルドにも見られる現象です。

ペリドットはこの複屈折が安定していて、しかも高い数値であることから光が少し宝石に入るだけでも輝きを放ちます。今でこそ研磨やカット技術が進みダイヤモンドの輝きが注目されていますが、昔はこの輝く宝石であるペリドットの評価が高かったのではないでしょうか。

王族の装飾品として活躍するなど逸話の多い宝石

太陽神を崇めていた古代エジプトでは、その象徴としてペリドットがよく用いられていました。エジプトのファラオの王冠やジュエリーには、ペリドットが多くつけられています。太陽の宝石として、ペリドットは今でもエジプトの国石として扱われているほど大切にされている宝石です。

逸話ではノアの方舟にも登場し、その船の中を照らしていたのがペリドットだったと言われています。暗闇で光る不思議な石として珍重されていたことが伺えます。

ペリドットは安価なイメージがあるかもしれませんが、強い輝きを放ち、王者の風格のある誇り高い宝石です。身に着けると希望や勇気をもたらしてくれるなど、太陽の輝きをその身に宿すことができる宝石と言えるでしょう。

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